2010年10月31日日曜日

システムトレードについて考えた

FXにしても株にしても、先物市場でも、相場に手を出すということは、大衆心理を読むということに他ならない。今この時点から、0.01円、上がるのか下がるのか。それを想像するとき、皆が買うのか売るのか、自分以外の大衆が、売ろうとするのか買おうとするのか、それを考えざるを得ない。
また、昨今の相場に関する指南書のほとんどが、売買に向かう時の気持ちの持ち方について多くのページを割いている。

つまり、トレードの大半は、大衆心理を読み、自分の気持ちをどう導くかを考えるという、極めて心理的な作業を行っているということになる。
さて、ではシステムトレードとは何だろう。
これら、あまりに人間的な、他の動物では代行しえない行動をコンピュータに代行させようという試みである。いわば、人間の心理的作業をコンピュータ上のプログラムに行わせようというのである。
コンピュータプログラムに大衆の心理を読み解かせるということができれば、これは正に人工知能である。
極めて奥が深いシステムトレードの世界だ。

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