2010年10月23日土曜日

システムトレード 今後の方針

MetaTrader4を使う使わないにかかわらず、システムトレードを行うにあたっての基本方針とも言うべき考え方をまとめておこうと思う。
まず、なぜシステムトレードを行うのかという根本的な理由から押さえておきたい。
一般的には、システムトレードの最大の利点は「決まったルールに従って売買を進めることができる」ことであるという。裏を返せば、手作業で人間が発注を出していると、ついつい理屈に合わない心理的な要因に流されてしまうということだろう。

さて、これは本当に利点だろうか?
なぜ、人間は、自分が決めたルールに従って売買を進めることができないのか?それは、市場の変換点を感じ「このままのルールで売買を進めると損をするのではないか」と思うからだろう。
相場はいつも変化している。これに決まったルールで対面するほうがおかしいのではないだろうか?

では、もう少し視点を変えてシステムトレードの本当の利点を言い表すことはできないだろうか。
例えば「①負けたときに、後から理由を検証することができる」ということはできないだろうか。そして、理由がはっきりすれば「②論理的な改善が可能である」つまり、段階的な改善が可能であるということだ。対応し切れなかった内容を検証し、新しいルールを追加すれば、より多くの事象に対応することができるようになるともいえる。
また、「③24時間、1分たりとも目を離さずに市場に張り付くことができる」のもシステムトレードの利点だと考えていいだろう。特にFXのように24時間オープンしているような市場に対応するにはコンピュータの力を借りるのが一番である。
このような考えの上に立って、①②の利点を活かすために、まずはできるだけ単純なルールを決めて、これに沿って検証を重ねて行く。
③を活かすために、基本的にはスキャルピングベースで、できるだけ小さく確実に利益を確定していきながらこれを24時間安定して続けることができるシステムの開発を目標とする。

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